SEB SUMMIT 参加レポート
2026/02/22(日)に開催された至高のイベントSEB SUMMITに参加しました。
会場では、2つの部屋でそれぞれ「企業トラック」「エンジニアトラック」のセッションが行われていました。私は主に「エンジニアトラック」の部屋にいたので、そちらのセッションの内容で特に気になったものをここで振り返っていこうと思います。 また、本イベントにて登壇させていただいたので、それについても後ほど振り返っていきます。
イベントの様子は、Twitterのハッシュタグ#seb_summitで見られます。
内容振り返り
AI時代のソフトウェア開発でも「人が仕様を書く」から始めよう - 医療IT現場での実践とこれから
kouki.miura(@koki_m)さんのセッションです。
医療系のシステムを開発する現場で、どのように生成AIを活用しているのか、という内容でした。
- AIは、特定の会社の医療業務のドメイン知識なんて持っていないので、何も知らない状態でVibe Codingなんてできない
- 曖昧な指示をAIに投げまくると機能やUIに一貫性のない変なシステムができあがってしまう
ということで、生成AIにコードを書かせる時代では、
- 「何を作るべきか」を定義する力
- 仕様を書く力(仕様をAIに正しく伝えるための言語化能力)
が重要になってくる、という話でした。
論文検索を日本語でできるアプリを作ってみた
さい(@GTposiwill)さんのセッションです。登壇資料はこちらに公開されています。
さいさんは普段臨床検査技師として働いている方で、医学関係の論文を日本語で検索できるWebアプリケーションを作った、という内容でした。
PubMedという論文検索システムがあります。これは、医学関係の論文を検索できるシステムで、世界中の研究者や医療従事者が利用しているそうです。 しかし、英語でしか検索できないため、適切なキーワードで検索したり、出てきた論文の概要をとらえて必要な論文を見つけるのが難しい、という問題があり、それを解決するためにWebアプリを作ったそうです。
このセッションのスライド構成、「背景」→「問題提起」→「解決策」→「得られた成果」→「今後の展望」という流れになっていて、これ自体が論文っぽくて聞きやすかったです。
Interop Tokyo 2025 ShowNet Team Memberで学んだSRv6を基礎から丁寧に
みゆ吉(@miyukichiOSPF)さんのセッションです。登壇資料はこちらに公開されています。
SRv6というネットワークの技術について解説する内容となっています。 通常、通信する際は、その経路はルーターがうまいこと決めます。が、どうやらSRv6を使うと、パケットに通信経路の情報をのせて送信できるようになり、これによって経路の細かい制御が可能になるようです。 (私はそんなにネットワークの知識がないので、こういう浅い理解で落ち着きました。合ってる?)
しかしSRv6対応のルーターは非常に高額で手を出しにくいらしい。
対応しているルーターってどんなんだろうと思って軽く調べてみたんですが、そもそも情報がほとんど出てこないですねこれ。なんとかCisco ASR 9000 シリーズが対応しているらしいという情報は見つかりました。
雑食エンジニアの生きる道〜AI時代のこれから
tacck(@tacck)さんのセッションです。登壇資料はこちらに公開されています。
必要に駆られて(あるいは興味があって)色んな技術を習得してきたtacckさんが、自らを「雑食エンジニア」と称し、「ここまでどうやって生き残ってきたのか」と「この先生きのこるためにはどうすればいいのか」について語る内容でした。
その中で「技術の発信はなぜやるのか」というトピックがあり、そこで「最先端でない情報に価値はあるのか」という自問に対して「世の中の大半は最先端じゃないから価値はある」と語っていたのが印象的でした。 確かに、ITエンジニアは「世の中の課題を解決すること」が大事であって、別にそれに必ずしも最先端の技術が必要な訳でないので「最先端の技術は使ってないけどこんな手法であんな問題を解決した」みたいな発信の価値はめちゃくちゃ高いですね。
登壇の振り返り
2025年12月中旬頃、Sapporo Engineer BaseのKouさんから今回のイベントへの登壇についてご相談いただき、二つ返事で引き受けた。
ということで今回、「ガストのモツ鍋はうまい」「オンラインで極力ゆるくやってみる技術同人誌執筆活動」というタイトルで登壇した。
登壇資料はこちらに公開中。
何でこのテーマにしたの
元々「札幌でITに関わる」というテーマのイベントになりそう、という話は聞いていたので、何か「札幌(というか地方)で暮らしながらITを使って何かに挑戦した話」とかにした方が良さそうだなぁとぼんやり考えていた。 で、ちょうど手持ちのネタに「オンラインで技術書典に電子書籍を出した話」があったので、これが一番イベントのテーマに沿っている(ことにできそう)だなと思ってこれにした。合ってたはず。合ってたよな?
登壇した結果
結構たくさん話す内容をつめこんだつもりだったが、なんかちょっと余ってしまった。20分目処だったが17分ぐらいで終わったはず。 20分のトークをやる機会って意外と少ないから、時間の感覚が体に染み付いてない説があるな。
内容的には、どうやら刺さる人には刺さったようなので良しとする。というか登壇って、「実行したらもうその時点で勝利」みたいなところあるよな。
選書について
イベントの中で「登壇者が選んだ本を参加者(&登壇者)にプレゼントする」という企画があったので、私も本を選んだ。実はどんな本を選ぶかそこそこ悩んだ。 「今読みたい技術書を選んでください」ぐらいの雰囲気でお願いされたが、私は勝手に「これもしかして登壇内容にちょっと関係ありそうな本にした方がええんちゃうか」とか考えながら、とりあえずジュンク堂札幌店をうろうろして最終的にそれっぽい選書にした。
結果としては、他の登壇者の皆様もわりと登壇内容に関係ありそうな本を選んでいたので、セーフ。(別にこれ何選んだらアウトとか無いけど)
おわりに
面白かったので、次回もあったら参加するぞ!!